木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
三浦 淳 (~2014.4まで)
岩手県出身仙台市在住 肴と魚を求めて海を彷徨う釣り人
加藤 隆介 (~2014.4まで)
宮城県出身仙台市在住 他人の幸せを撮り続けている中年独身ブライダルカメラマン
坂本 恵一 (~2013.3まで)
宮城県矢本町(東松島市)出身 丸刈りの似合う38歳 今までの合計で地球25周は運転した男
網野 武明 (~2013.3まで)
宮城県名取市出身仙台市在住 粉雪をこよなく愛する庭木の剪定が上手なグラフィックデザイナー
太田 和美 (~2013.3まで)
宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター
山元町 - 2012年08月24日
少子高齢化している地域は教育力も低下していて、子ども達を育てる力が徐々に失われていってる。そして、それは地域の衰退へ。その負のスパイラルにくさびを打ちたい、と「まなびの森」坂本一代表理事。郡部の教育力の低下、実は震災以前から問題になっていました。そこへ追い討ちをかけるように震災です。
学力低下を端的に表しているのは、仙台近郊の都市部と、県南の郡部の大学進学率の格差。しかし、その格差は実は頭の良し悪しの差ではなく、教育の機会の差。その格差を埋めるべく、「機会」を一生懸命に作っていらっしゃるのが坂本代表を始めとしたまなびの森のスタッフ一同。特に坂本代表の熱い想いには頭が下がります。
取材した日は、山元町は山下中学校の夏期講習当日でしたが、公立の中学校の教室を借りて夏期講習の場としています。公立中学校が民間に校舎を貸すなんて想像できません。官民の枠を飛び越え、互いの子ども達を想う気持ちから生まれた新しい形の教育支援と考えます。震災当初、坂本代表理事は、仮設住宅の集会所で移動教室を開始。そこから学校の理解なども深まり現在のように教室を借りるまでになりました。しかも非営利事業。生徒さんは無料で授業を受けることができます。
ただ、資金は無尽蔵ではないので、どうしても支援に頼らざるを得ません。360万円で120名の生徒さんを一年間教育支援できるそうです。もし、ご寄付を考えている方がいらっしゃいましたら、このような直接的な支援もご検討ください。名の知れた大きな団体に寄付するのも良いですが、全体としての使途がわかっても、自分のお金がどこに使われたかまではわかりません。直接的な支援であれば、自分で支援先を選ぶこともできますし、使途も明確。このような形の支援が有っても良いのではないでしょうか?
最後に大事なこと。震災後に十分な学習ができていない生徒さん、君がもし教育支援を望むなら、まなびの森の坂本代表まで連絡して下さい。熱い人です。きっと、何とかしてくれるはず。
レポート:三浦 淳|情報レンジャー@宮城