木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
三浦 淳 (~2014.4まで)
岩手県出身仙台市在住 肴と魚を求めて海を彷徨う釣り人
加藤 隆介 (~2014.4まで)
宮城県出身仙台市在住 他人の幸せを撮り続けている中年独身ブライダルカメラマン
坂本 恵一 (~2013.3まで)
宮城県矢本町(東松島市)出身 丸刈りの似合う38歳 今までの合計で地球25周は運転した男
網野 武明 (~2013.3まで)
宮城県名取市出身仙台市在住 粉雪をこよなく愛する庭木の剪定が上手なグラフィックデザイナー
太田 和美 (~2013.3まで)
宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター
石巻市 - 2012年08月16日
被災地を案内することには自身の葛藤もあったし、市民からの反発もあった。とおっしゃるのは、石巻観光ボランティア協会の齋藤敏子会長。石巻観光ボランティア協会は平成8年に設立され、震災以前は石巻の歴史や名所旧跡を案内していました。
しかし、石巻市内の様子は震災で一変します。観光どころではなくなってしまった市街地。幸い、スタッフに犠牲者はいなかったものの、当然ながら観光ボランティアとしての仕事は皆無です。
しかし、震災からしばらくすると新たな需要が発生します。きっかけは、太平洋に向かって石巻市内を見下ろす日和山。ここからの眺望は報道などでも多数使用されておりますが、マスコミなどのメディアだけではなく、震災直後から多くの方が訪れては被災状況を眺めています。ただ、訪れた方々が供えた生花や供物、お線香などが散乱して汚れてしまったため、まずは協会で日和山の清掃活動を開始。また、夏の暑い時期だったため、来訪者の方へ冷たい麦茶を用意したところ、その麦茶を飲まれたお客様から震災時の様子を次々と訊かれることに。それが日和山での案内開始のきっかけとなりました。
その後、多少の紆余曲折を経て、現在は「震災学びのガイド」と銘打って、石巻を訪れた皆様をご案内しています。基本的にご利用は無料なのですが、実費としてバス1台あたり2000円だけ頂戴するそうです。動画内で齋藤会長もおっしゃってますが、単に被災地に連れて行くだけではありません。被災地を間近に見ながら、研修を受けたガイドから様々な体験談や教訓を聞けるシステムになっています。石巻にお越しの方にご利用いただければ、震災や被災地について深い理解ができる得難い機会でしょう。そして、何か思うことがあったら、石巻市民に伝えてください。それがガイドの理解に繋がり、ひいては石巻の復興に繋がります。
また、現在、石巻観光ボランティア協会ではガイドの担い手を募集しています。老若男女は問いません。一人でも多くの方にガイドになって頂きたいとのことです。
いずれもお問い合わせは石巻観光ボランティア協会(石巻観光協会内)までお願いします。
レポート:三浦 淳|情報レンジャー@宮城