木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
三浦 淳 (~2014.4まで)
岩手県出身仙台市在住 肴と魚を求めて海を彷徨う釣り人
加藤 隆介 (~2014.4まで)
宮城県出身仙台市在住 他人の幸せを撮り続けている中年独身ブライダルカメラマン
坂本 恵一 (~2013.3まで)
宮城県矢本町(東松島市)出身 丸刈りの似合う38歳 今までの合計で地球25周は運転した男
網野 武明 (~2013.3まで)
宮城県名取市出身仙台市在住 粉雪をこよなく愛する庭木の剪定が上手なグラフィックデザイナー
太田 和美 (~2013.3まで)
宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター
名取市 - 2012年05月22日
名取市美田園のさいかい市場へ初取材。お話を伺ったのは【閖上鮮魚とみ田】のご主人、富田友道さん。
「あんたたち現場見て来て聞いてんの?」
ショッキングな一言目でした。ご主人は親分肌で今までもいろんな取材に応じてきたらしく、ご自分の言ったことと違うニュアンスの報道をされたりした事が気になっていたそうです。
「取材するなら勉強してきてよ。ここがどんな状況で、今どうなってるのか」
「オープン当初は、めずらしさも手伝って、お客さんも多かった。でも、たった3ヶ月で平日はこんな感じ。半年後にはどうなるやら…」平日のお昼前の時間帯、確かにお客さんの姿は少ないようでした。
また、最近の取材は何かといえば「がんばってください!」「たいへんでしょう?」と気軽に声をかけてくる事が多い、とおっしゃっていました。ご主人は長年連れ添った奥様を津波で目の前から流され、家も車も財産も失い仮設商店街でがんばっているのに、
「そんなに簡単なものじゃねぇと言いたい」
「がんばれがんばれって運動会じゃあるまいし」
「他の人のことはわからないけど、感情的になってしまう」
きつめでしたが、これが本当の言葉だと感じました。色々な方の生活の裏には様々な出来事や思いがあり、傷つきそれでも前を向いて必死に商売や生活をしている。そんな方々の前に突然現れ、自分の都合よく質問で誘導する、もしくは編集してしまう。何を訴えたいのか?何を伝えればいいのか?
熟考させられた取材でした。
レポート:坂本恵一|情報レンジャー@宮城