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安田 希代美
福島県郡山市出身 ブログと体を鍛えることが趣味の天然石アクセサリー作家 主婦歴23年の諦めない40代
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人がつながる・にじまる家
福島市 - 2013年05月20日
あづま運動公園にほど近い福島市上名倉にある活動団体SORamUで新しいコミュニティの場「にじまる家（け）」を運営する素敵な女子、冨田桂子さんと加藤美幸さんにお話を聞いた。
2011年10月、東日本大震災後のボランティア活動で知り合った愛知県出身の冨田さんと福島県福島市出身の加藤さんは、福島における放射線の問題で健康被害などが危惧される中、様々な情報の中で不安や葛藤を抱える大人達、外遊びの制限を余儀なくされる子供達が見解の相違を目の当たりにした。そこで、行き違いになった人達に新たなコミュニティの場を作り、人と人がつながることで多様な価値観を共に認め、協力し合い、多くの人が元気に明るく過ごせるようにとコミュニティスペースの提供の他、アートやモノ作りなどのワークショップを開催する活動を始めた。
SORamUの由来は（空＋編む）。どこの国にも空はあり、つながっている空の下で生きるものがお互いに尊重し、ともに生きることを理念としている。活動するにあたり、十年来空き家となっていた元養蚕工場の寮を借り、自らの手でリフォームし、話し合いを続けながら運営をしてきた。その場所を「にじまる家」と名付け、「つながる＋元気になる＋表現する」をコンセプトに誰もがいきいきと輝けるコミュニティの場づくりを進める。
現在は、放射線の影響で健康不安などでストレスを抱える福島のママグループと協同して、定期的に集まれるような交流会の開催の他、せっけんやアロマ軟膏作り等のもの作り、ヨガや温熱療法の他、明るい未来を描けるようなビジョンワーク等のワークショップを開催する。また子供向けには、お絵描き、ダンボールでの家作り等、アートで表現しながら発散、癒し、ストレスを解放するプログラムも組まれ、保養キャンプの引率や運営も手掛ける。
現在、にじまる家ではコミュニティスペースの利用を通し、つながる場としての活動を広めている他、カフェで一緒に働いてくれる人、お手伝いをしてくれる方の他、活動を支援してくれる方を募集している。新たなコミュニティの場で共に語り合いながら、ストレスを軽くし、地元の人が中心となって描く福島の明るい未来に期待したい。
にじまる家 http://soramu.jimdo.com/
レポート：鈴木さとみ｜情報レンジャー＠福島