木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
地域復興マッチング「結(ゆい)の場」は、復興庁が主催している被災地の企業の再生... - 2013年11月7日
木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
三浦 淳 (~2014.4まで)
岩手県出身仙台市在住 肴と魚を求めて海を彷徨う釣り人
加藤 隆介 (~2014.4まで)
宮城県出身仙台市在住 他人の幸せを撮り続けている中年独身ブライダルカメラマン
坂本 恵一 (~2013.3まで)
宮城県矢本町(東松島市)出身 丸刈りの似合う38歳 今までの合計で地球25周は運転した男
網野 武明 (~2013.3まで)
宮城県名取市出身仙台市在住 粉雪をこよなく愛する庭木の剪定が上手なグラフィックデザイナー
太田 和美 (~2013.3まで)
宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター
南三陸町 - 2013年11月07日
地域復興マッチング「結(ゆい)の場」は、復興庁が主催している被災地の企業の再生のためのマッチング事業です。被災地の企業の潜在的な課題を明らかにし、経営や競争力強化のための具体的な解決策を発見することを目的に、被災地の企業支援に意欲的な大手・中堅企業や団体と、被災地の地元企業とのマッチングの機会を提供しています。
11月7日に宮城県南三陸町で行なわれた「結の場」は、石巻市、気仙沼市に次いで3ヶ所目の開催。6社の地元企業に対して、21もの支援企業が集まりました。地元企業は現在の経営上の問題をオープンにし、それに対して経営や製品開発などに関わる支援企業の参加者が、課題を掘り下げ、具体的な解決策や新製品の提案などの意見・アイディアを出します。このワークショップの中から支援企業は実現可能な支援内容を見出し、支援企業からの提案に基づいた具体的なマッチングがまとまり次第、協働・共創のプロジェクトチームを発足させて活動実施に向けて動き出します。
過去の開催では、石巻市では13件の地元企業に対して35社の大手企業や団体が参加し、24件のマッチングが成立しました。同じく気仙沼市では地元の10社に対して33の支援企業が参加。22件のマッチングが成立し、現在も14案について調整が進められるなど確実に成果を挙げています。具体的にはブランド構築や新製品のマーケティングの企画立案、支援企業のパートナー企業を対象とした特定の商談会などが既に実現しています(詳しくは下記の復興庁ウェブサイト「結の場」をご覧ください)。
ワークショップでは地元企業ごとにテーブルに分かれ、支援企業の参加者が数人ずつテーブルに着きます。企業の抱える課題は資金繰りから工場の稼働状況、新製品の開発やブランディングなど多岐にわたります。地元企業の担当者からは「仮設商店街を解消した後の販路が不透明だ」「取り扱っている海産物を利用した新製品のアイディアが出ない」「通販サイトなどSNSを利用して取り扱いを増やしたいが、地元にはそうした技術のある人材が少ない」「緊急雇用での人材雇用が精いっぱいなので、熟練の技術者が育ちにくくなっている」「体験型施設を併設したいが、そうした施設運営のノウハウが無い」など、水産加工会社の多い地域ならではの課題も多く出されました。これらの課題に対して、支援企業側が地元企業の担当者に質問しながら問題点を洗い出しては解決策を一緒に練りました。また、一定時間で支援企業の担当者がローテーションするようにセッションを分けるなど、地元企業が複数の支援企業から多彩な意見を得られるように配慮されています。
復興庁では今後もマッチングの機会を定期的に開催する予定です。12月には亘理町と山元町で、来年1月には岩手県宮古市で、2月に福島県福島市での開催も決定しています。支援企業も随時募集しているということですので、被災地支援に関心のある企業はぜひ復興庁までお問い合わせください。
木村 敏之|情報レンジャー@宮城