木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
ノルディックウォーキングというスポーツをご存知でしょうか。 元々は北欧のクロ... - 2013年10月8日
木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
三浦 淳 (~2014.4まで)
岩手県出身仙台市在住 肴と魚を求めて海を彷徨う釣り人
加藤 隆介 (~2014.4まで)
宮城県出身仙台市在住 他人の幸せを撮り続けている中年独身ブライダルカメラマン
坂本 恵一 (~2013.3まで)
宮城県矢本町(東松島市)出身 丸刈りの似合う38歳 今までの合計で地球25周は運転した男
網野 武明 (~2013.3まで)
宮城県名取市出身仙台市在住 粉雪をこよなく愛する庭木の剪定が上手なグラフィックデザイナー
太田 和美 (~2013.3まで)
宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター
大崎市 - 2013年10月08日
ノルディックウォーキングというスポーツをご存知でしょうか。
元々は北欧のクロスカントリースキーのプレーヤーたちが、オフシーズンのトレーニングとして行なっていた練習やハイキングが次第にエクササイズとして確立されたのが起源と言われています。ポールというスキーのストックに似た杖を両手に持ち、歩きやすい靴で、ポールで歩行を補助しながら比較的ゆっくりとしたペースで山野や平原を歩くものですが、ポールを利用することで足腰だけでなく腕や上半身をバランスよく動かすことができるため、日本国内でも愛好者が増加している新しいレクリエーションスポーツです。
温泉で有名な宮城県大崎市鳴子の中山平温泉では、地元の遊歩道を利用したノルディックウォーキングイベントの参加者を募集しています。このイベントは平成19年から開催しており、今回ですでに9回目。リピーター参加者も年々増えているそうです。一般にノルディックウォーキングでは公園の芝生などの比較的歩きやすいコースを利用することが多いようですが、中山平温泉では全5タイプの個性の異なる遊歩道を整備しているため、体調や天候によって歩くコースを選ぶことも可能。今回のイベントでは全長約6キロメートルの「奥の細道軽井沢コース」を歩きますが、ここは松尾芭蕉も歩いたと言われるかつての古道を活かしたコースで、起伏に富み、美しい景色の変化を楽しめるのが魅力。大会当日は日本ノルディックフィットネス協会のインストラクターが指導するため、未経験者でも実際のコースで体験することができます。
そして、ここ中山平温泉は震災後に南三陸町で自宅を失った被災者を長期間にわたり受け入れていた場所でもあります。今回お話を伺ったインストラクターの上野更二さんは、温泉宿に滞在していた参加者と一緒にコースを歩いていた際に「歩くって気持ちいいですね。このきれいな景色を見に、今度は観光客として必ずまた来ます」と、涙を浮かべて笑っていたことが忘れられないと語ってくれました。リピーターの参加者のためにも、これからも開催していきたいということです。
最後に、鳴子といえばやはり温泉。汗をかいた後には近所の温泉で汗を流し、食事や土産物屋での買い物を楽しむこともできます。開催時期は紅葉のシーズンも終盤になりますが、落ち葉で覆われたコースは柔らかく歩きやすいため、普段のウォーキングとは違った感触を楽しむことができるとのこと。参加申し込みは中山平温泉観光協会のウェブサイトで11月5日(火)まで受け付けていますが、定員50名までということですので早めのお申し込みをお勧めします。
木村 敏之|情報レンジャー@宮城