木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
三浦 淳 (~2014.4まで)
岩手県出身仙台市在住 肴と魚を求めて海を彷徨う釣り人
加藤 隆介 (~2014.4まで)
宮城県出身仙台市在住 他人の幸せを撮り続けている中年独身ブライダルカメラマン
坂本 恵一 (~2013.3まで)
宮城県矢本町(東松島市)出身 丸刈りの似合う38歳 今までの合計で地球25周は運転した男
網野 武明 (~2013.3まで)
宮城県名取市出身仙台市在住 粉雪をこよなく愛する庭木の剪定が上手なグラフィックデザイナー
太田 和美 (~2013.3まで)
宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター
多賀城市 - 2013年05月31日
次世代移動体システムとは何ぞや?ということから書きます。簡単に表現すれば未来の乗り物、とでも言えるでしょうか。そこには多くの可能性が有ります。例えば、省エネや事故のない車社会など。それら多くの可能性の中から、減災について触れてみたいと思います。
3.11の震災時、車ごと流されて犠牲になった方は数えきれないほどいらっしゃいます。車の中にいた理由は様々だと思いますが、生き残った我々は一つの教訓を得ます。「災害時は車で逃げるな」と。災害時は徒歩で逃げるよう啓蒙活動まで有ったかと記憶しています。
それにも関わらず、2012年12月7日に起きた地震の際、多くの方、特に沿岸部の方はわざわざ車を取りに行って、車で避難しようとした方が多く、沿岸部の幹線道路は軒並み大渋滞でした。当時、テレビのニュースでインタビューを見たのですが、車を失うと明日から生活できない、というのが車で逃げた理由でした。確かにそうなのですが、大渋滞の列に津波が来たら、被害は拡大するばかりです。結論としては、命を大切に考えるのであれば、車で逃げるべきではないんだと思います。
次世代移動体システムは、このジレンマも解消します。渋滞しないよう全ての車を誘導します。それはまるで高い丘の上から眼下に車を見ているかのようです。ドライバーがその誘導に従えば、渋滞せずに、そして被害に遭わない場所まで車を移動できます。更に進化すれば、車に誘導の信号が届けば、車自身が自律走行し、安全な場所に運んでくれるところまで期待出来ます。未来の乗り物です。むしろ車で逃げた方が安全といわれる日が来るのかも知れません。
さて、これらは遠い未来の乗り物なのでしょうか?いえ、違います。ここで研究されたテーマは、今年度後半より、東北大学青葉山キャンパスを舞台に、小型電気自動車での実証実験に入ります。具体的に、どの機能が搭載されて実験が始まるのかわかりませんが、非常に楽しみです。
今回、多賀城市の宮城復興パーク内で東北大学未来科学技術共同研究センター(NICHe)の長谷川史彦教授からお話を伺いましたが、この研究の成果を生かし、東北から新たな産業を生み出したいという思いを持っております。私も、東北の地から新しいシステムが生まれる日をワクワクしながら待ちたいと思います。
三浦 淳|情報レンジャー@宮城