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いわき市見せる課で見ました
いわき市 - 2013年03月16日
好天に恵まれた3月16日の土曜日、抽選で選ばれた首都圏の10人、県内から7人の参加者を乗せたいわき市の「見せる課バスツアー」が催されました。
『見せる課』は平成24年10月1日、市内の農林水産業および観光業の風評払拭といわき市の復興を目指した市役所の横断的なプロジェクト組織として発足しました。一方的に食の安全・安心を押し付けるのではなく、判断材料を分かりやすく提供することで、消費者に自ら判断してもらおうという狙いです。そして、このバスツアーは、いわき産農産物の検査体制や美味しさの秘密など、その全てを見せていこうという取組みです。
行程は、①いわきゴールドしいたけの栽培施設見学、②彩花園でいわき野菜を使った手作り弁当での昼食、③ＪＡいわき中部で安全確認モニタリング検査を見学、④田人観光いちご園で養液施設の見学＆試食、⑤助川農園で「親バカトマト」の栽培見学＆試食ーなどです。
いわき市では、県のモニタリング検査と併せ、ＪＡと連携して実施している安全確認モニタリング検査があり、合わせて2重のチェック体制で検査している状況を見聞しました。中には農家でも独自の検査をし、さらにそれを販売する店舗で検査する場合もあり、3重、4重にも検査して店頭に並ぶので安全性が高いということがよく分かります。
彩花園は普段は農家の直売店で、野菜と加工食品を水曜・日曜に販売しています。メニューの1つ「ごぼうの鶏肉ロール」に使われたゴボウは、市内で代々種を継承している品種だそうです。市特産の「とっくり芋と紅ショウガ」のかき揚げなど、珍しいメニューもあります。暖かくなって来たので、ご飯に「桜のつぼみの塩漬け」を乗せた春らしい演出があったり、彩花園で生産された野菜をふんだんに取り入れたボリューム満点の食品など、どれもおいしく頂きました。
近年、農作物を活用した6次産業化が注目されている中、いわきでも多くの農家さんが取り組んでいらっしゃるようです。いわきゴールドしいたけでは「いわきゴールドしいたけ焼酎」や「ゴールドしいたけうどん」など。田人観光いちご園は「いちごのジェラート」のほか、現在開発中の「ドライいちご」、ジャムを使った「いちごパン」など加工品にも力を入れて販路を拡大しています。試食したジェラートはさっぱりして食べやすく、とってもおいしかった。農園の隣に店があり、イチゴ狩りの後にぜひお勧めですね。
今回のツアーで見えたのは、市内の農産物の安全性の高さ、素材そのものが美味しいということがみなさんによく伝わったと思います。美味しいいわきの農産物。これからも積極的に食べていきたいと思いました。
レポート：小岩ゆかり｜ふるさとの絆電子回覧板 いわき市担当