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南三陸町 - 2013年03月11日

困ってる人がいたら助けあたい!ただそれだけです!そうお話いただいたのは、震災が起きた3月11日から南三陸町を中心にボランティア活動を続けている、一般社団法人TSUNAGARIの勝又さん。

3月11日も南三陸町歌津にある長須賀海水浴場で、側溝掘り上げ作業とビーチクリーン活動を行っていました。作業は午前中のうちに終了し、午後からは三回忌供養の場が設けられました。その様子はこちら。ボランティア活動は3/10、11の2日間行われ、200名程が参加されました。10日にはテレビ放送をみて申込みをしてくださったお父さんもいらっしゃったそうです。しかもお父さんは同伴されず、中学生と高校生のご兄弟二人で参加!こちらでは年代や性別問わずに行える作業がいくつかあるため、当日各々に合わせた作業をすることができるそうです。

この日来られていた方は、これまでにもボランティアで何度か南三陸を訪れている方が多く、2年間の復興の様子を地元の方と見てきたそうです。大阪と兵庫からいらしていた女性の方々にお話を伺うと「復興が進んでいるようにも見えるけど、視点をかえるとまだまだこれからだなとも思う」、「何度か来ているうちに歌津が好きになって、また来たいと思ってきました」など、南三陸の”今”をしっかり見てくださっていました。

TSUNAGARIのボランティアスタッフのみなさんは全国にいらっしゃり、その数は200名程。学生・女性・ご年配の方が多く、場所は北海道〜沖縄に海外まで。現在の主な活動は、ダイバーによる瓦礫処理と行方不明者捜索や南三陸・気仙沼のワカメとホタテ漁業者への支援(漁場の撤去と整備)、地元の子どもたちと行う海水浴場再生のためのビーチクリーンや独居のご老人のケアなどをされています。

瓦礫処理はこれまで、漁業の妨げとなっていた漁具(網など)を重点的に行ってこられ現在はなくなったそうです。しかし一般的な瓦礫(家庭用品や車など)がまだ海中に残っています。その瓦礫を処理するために、これからは地元の漁師さんたちにダイビングのライセンスを取ってもらい、6月から一緒に作業をしていく予定とのこと。これからもの活動も目が離せません!

一般社団法人TSUNAGARI

レポート:太田和美|情報レンジャー@宮城