木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
三浦 淳 (~2014.4まで)
岩手県出身仙台市在住 肴と魚を求めて海を彷徨う釣り人
加藤 隆介 (~2014.4まで)
宮城県出身仙台市在住 他人の幸せを撮り続けている中年独身ブライダルカメラマン
坂本 恵一 (~2013.3まで)
宮城県矢本町(東松島市)出身 丸刈りの似合う38歳 今までの合計で地球25周は運転した男
網野 武明 (~2013.3まで)
宮城県名取市出身仙台市在住 粉雪をこよなく愛する庭木の剪定が上手なグラフィックデザイナー
太田 和美 (~2013.3まで)
宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター
仙台市 - 2013年03月05日
お店の隣りにある、大正時代に作られた6連の昇り窯は震災で壊れてしまいました。現在は使われていなかったものの、歴史的な資料として価値の高いものです。そして「つつみのおひなっこや」の佐藤さんの自宅に有った窯も地震で壊れてしまいました。3.11の本震では何とか持ちこたえたそうですが、4.7の大きな余震で崩れ落ち、片付けはしたものの、まだ修復できず、使用できない状態です。現在は講習などで使っていた小さな窯で人形を焼く毎日です。
佐藤さんが焼いている土人形は、仙台で300年以上続いている伝統工芸品。色使いが仙台独特で、特にダルマに至っては他に類を見ないほど派手な色使い。そのため、百貨店などの実演の際は非常に注目を浴びるとか。
そして、土人形を作る型は、江戸時代から使われているものです。現代でははさすがに石膏で型を取りなおしていますが、大元は同じ物です。我々は、江戸時代と変わらぬ形の人形を見ているわけです。300年の歴史のロマンを感じませんか?
しかし、ただ古い伝統を受け継ぐだけではなく、新しいものもしっかり作っています。その結果が、昨年のグッドデザイン賞の受賞。
土人形はプラスチックの人形と違って壊れます。とは言え、そう簡単に壊れる物ではないのですが、震災以降、相次ぐ余震や、次の地震への備えから、壊れてしまう可能性のある土人形の出番は減っています。
お雛様とお内裏様が並んだひな人形など、とても良い顔をしていますし、また、ナマズを踏んづけている地震よけの招き猫などの面白い商品もございます。プラスチックで工業的に生産された物と違い、一つ一つに味が有る人形です。もし見かけた際は、是非注目してご覧になって下さい。そして、仙台にお越しの際は、是非お気軽にお店に寄って頂いて、人形の顔をご覧になって下さい。全ての人形が本当に良い顔をしていて、見てるだけで癒されると思います。
ワークショップや赴いての実演なども行っています。商品と共に、下記までお問い合わせ下さい。
つつみのおひなっこや
宮城県仙台市青葉区堤町2-10-10(店舗)
TEL:022-233-6409
三浦 淳|情報レンジャー@宮城