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行政も住民も“絆”生かして

本宮市の「えぽか」で市ボランティア連絡協議会が『こころをつなぐ交流会』を催した... - 2013年2月4日

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行政も住民も“絆”生かして

大玉村 - 2013年02月04日

本宮市の「えぽか」で市ボランティア連絡協議会が『こころをつなぐ交流会』を催した。市内に避難している浜通りの浪江町の人、大玉村で生活する浪江や大熊の町民も参加した。大玉からの出席者は初めてだという。

二本松市の南、大玉村から本宮市までの県中地区北部を県内では南達(なんたつ)地方と呼んでいる。本宮と大玉は隣同士で、普段から職場や店舗を行き来することが多い。この市と村の2社会福祉協議会と、避難している浜通り2町の社協の計4団体が協力して今回のイベントを企画した。

当初、参加予定は30人ほどと予想していたが、ふたを開けると70人もの町民が訪れ、社協職員やボランティアと合わせると約120名も集まった。大玉村社協の佐藤拓未・生活支援相談員の話では、避難者宅を一軒ずつ訪問する時、開催案内も一緒に案内したという。交流会が大盛況だった訳は「浪江町の避難者も、社協の人も来るから」と声かけた結果「それなら行ってみるかな・・・」と言うようになったという。会場までは市社協がバスで送迎した。

被災者支援イベントは各地で行われているが、ポスターやチラシなどで呼び掛けるだけでは集まらなくなったような気がする。社会福祉協議会とは具体的に何をしている所か? 震災以前は詳しくは知らなかった。今回、日常のネットワークを生かして困った住民に目を向ける、日ごろの目に見えない努力を感じた。普段からの連携、一人一人と対話しながら信頼関係を築くことの大切さを改めて感じた。

大玉村社会福祉協議会blog : ポップでキュートなaoi空

レポート:安田 希代美 |情報レンジャー@福島