木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
三浦 淳 (~2014.4まで)
岩手県出身仙台市在住 肴と魚を求めて海を彷徨う釣り人
加藤 隆介 (~2014.4まで)
宮城県出身仙台市在住 他人の幸せを撮り続けている中年独身ブライダルカメラマン
坂本 恵一 (~2013.3まで)
宮城県矢本町(東松島市)出身 丸刈りの似合う38歳 今までの合計で地球25周は運転した男
網野 武明 (~2013.3まで)
宮城県名取市出身仙台市在住 粉雪をこよなく愛する庭木の剪定が上手なグラフィックデザイナー
太田 和美 (~2013.3まで)
宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター
石巻市 - 2013年01月29日
石巻市雄勝。石巻市といっても平成の大合併で統合された市町村は広大な面積を持ちます。
同じ市町村内でもダメージや復興の度合い進捗状況はだいぶ差がついているのが現状と言わざるを得ないのではないでしょうか?現在のリアルな様子をフォトリポートしたいと思います。
三陸道河北インターを降り、国道45号線から折れ北上川沿いに県道を移動します。途中河川敷では葦が茂っています。北上川沿いの葦は海水と真水が入り混じるいわゆる汽水域のため良質の葦が生育することで有名です。
さらに進むと河川堤防や道路の復旧工事がいたる所で行われています。国道398号線と合流するところを右折して雄勝を目指します。左に掛かる 大橋は未だ仮設橋のままですが工事車両などが頻繁に行き来しています。
トンネルを抜けて坂道を下ると雄勝町です。そこにはガレキこそ片付けれてはいるものの、人々の生活を見ることができません。子どもたちが通っていた学校は、解体工事に向け工事中です。津波に流され公民館の上にあったバスも撤去され違う場所へと移動されました。
雄勝支所前にあるおがつ店こ屋街まで行ってやっとお店を見ることができます。少し前回から訪れるのに時間がたちましたので何点か変化を発見しました。住民バスのバス停が小屋になっていて、支所の横にはログハウス風の建物が建築中でした。
また、漁港では大型の作業船が海底の掃除をしていました。小学校横の新山神社では鳥居と祠が建立されていました。
雄勝出身の方のお話では、高台移転の計画がやっと決まったばかりで、用地買収すらまだのようです。それからの造成工事、まだまだ遠い先の話だよね…と語ってくれました。
解体工事が始まったばかりの現状では、寂しさばかりが目立ちますがこれからのスタートに立つためのステップだと思います。何もかも奪っていった海だけれど、青くとても綺麗で街の再生を静かに見守っているかのような潮風でした。
レポート:坂本恵一|情報レンジャー@宮城