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福岡の高校生達が体験

岩沼市 - 2013年01月09日

福岡県立修猷館(しゅうゆうかん)高校は創立200年以上を誇る福岡の名門校。その修猷館高校の2年生の生徒さん達が研修旅行として宮城県に来訪されました。研修旅行の内容は、被災地見学や蔵王でのスキー研修など、自分で選択できるいくつかのコースがあり、その中の一つに農業ボランティアがあります。

雪模様だったせいか、室内で米のもみ殻を袋詰めする作業を行うことになりました。もみ殻と言うと重量が軽そうなイメージだと思いますが、袋詰めにすると結構重いんですね。女性だと1人で持てない重さではないでしょうか。しかし、誰が号令をかけるわけでもなく自然と役割分担が決まり、非力な女性陣は袋詰め作業、力のありそうな男性陣が運ぶ役割に。修猷館高校は生徒さん達の自主性を重んじる校風だと言うことで、色々なことを生徒さん自身に決めさせるそうです。そのような日頃の生活の習慣が、こういう場でも出るのでしょう。

今回、選択したコースによって経験したものは違ってきますが、今回の研修旅行での経験を通じて感じたことを、感じただけで帰るのではなく、帰ってから行動に移す、と生徒さん自身の口から出たそうです。先生もその成果に期待していましたし、私もこれからの日本を担うであろう彼らに期待しています。

修猷館高校は昨年も宮城に研修旅行に来ています。復興はまだまだ時間がかかります。可能であれば毎年来て頂いて、少しずつ復興する姿を下の世代に伝え続けていって頂ければいいなとも思います。

真剣な話をしている時は将来の日本を背負う若人、でも無邪気な笑顔の時は高校生。いい顔してましたね。動画でも、彼らの顔に注目して見て下さい。

福岡県立修猷館高等学校

レポート:三浦 淳|情報レンジャー@宮城