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必要な時に必要なことを

魂を揺さぶられ、避難所へ向かった震災直後。赤ちゃんを抱っこしてあげて、その間、... - 2013年1月7日

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    先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。

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    加藤 隆介 (~2014.4まで)

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    宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター

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必要な時に必要なことを

女川町 - 2013年01月07日

魂を揺さぶられ、避難所へ向かった震災直後。赤ちゃんを抱っこしてあげて、その間、お母さん達に自由な時間を与えたい。その最初の活動が「ママサポーターズ」という名前の由来です。ただ、今現在は違う支援をしています。主に草履作り。支援して頂いたTシャツを素材に仮設住宅住まいのお母さん達が編み上げています。お母さん達の平均年齢は何と70代。最高齢は85歳で、一番若い方でも63歳。単なる手慰みや暇つぶしではなく、額の大小はともかく、ちゃんと収入に結びついています。そして、収入だけではなく、コミュニケーションの核にもなっているのがすごいところ。

震災後、被災地には多くの支援物資が集まり、今もそれは続いています。しかし、心ない一部の被災者が物資を両手に山ほど抱えていったり、物資を奪い合って争ったり、そのような姿が見られたのも事実です。ママサポーターズの八木純子代表はそんな姿を見て、このままじゃいけないのではないか?という疑問が頭をよぎったそうで、それが今までの活動につながっているのではないでしょうか。

保育、デイサービス、しめ縄作り、草履作り、たい焼き屋など。ママサポーターズの今までの幾多の活動を見て、バラバラに感じられませんか?バラバラに見えても実は一貫性があります。八木さんの哲学と言ってもいいでしょう。それは「必要な時に必要なことを」という一貫性です。そして、彼女は今後も続けていくでしょう。必要に応じた活動を。その哲学の下には数多くの支援が集まっています。草履の材料のTシャツも、たい焼きの設備も、人が人を呼んで全て支援で賄われています。

今はどうしても女性中心の活動ですが、次は果樹園を作ってお爺ちゃんも巻き込んで活動したいとのこと。今後も注目していきたいと思います。

ママサポーターズ facebookページ

レポート:三浦 淳|情報レンジャー@宮城