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安田 希代美
福島県郡山市出身 ブログと体を鍛えることが趣味の天然石アクセサリー作家 主婦歴23年の諦めない40代
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小さな村だからできること
西郷村 - 2012年12月19日
42戸しかない西郷村の狼山合（おおかみやまあい）応急仮設住宅。浜通りはもちろん、村内の自宅が大震災で倒壊した住民などが生活している。村社会福祉協議会の西坂雄治会長と内海豊常務理事に、村老人高齢者福祉センター話を伺った。別室では乳幼児を対象とした教室が開かれており、にぎやかな声が響き渡っていた。
仮設は立地条件が不便なために入居者は少ないと言う。そのため借り上げ住宅に入居した人も見られた。社協としてはまず第一に、その全体把握の作業に取り組んだ。「見かけない顔だから避難して来た人ではないか？」という村民の知らせで、住民票は移動せずに引っ越してきた人らも確認できた。隣近所の繋がりが濃い、小さい村ならではの特性が生かされたそうだ。
しかし厄介だったのは個人情報の壁。親切心ではあっても、プライバシー保護というひと言で拒否されることもあった。そんななか1人1人の事情に配慮し、どうすればその人のためになるか、と社協ならではの行動を起こして来た。
その1つが自治体の壁を超えた交流だという。今でこそ各地で双葉郡内を１つとした集まり、他の市町村との合同集会も珍しくなくなったが、行政区を超えた触れ合いに取り組んだのは県内でも早かった。情報の共有だけではない、連帯感ももたらしたに違いない。来年２月初めにはホテルサンルート白河で、村に避難している相双地区住民を対象にした交流会を予定している。
レポート：安田 希代美 |情報レンジャー＠福島