木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
三浦 淳 (~2014.4まで)
岩手県出身仙台市在住 肴と魚を求めて海を彷徨う釣り人
加藤 隆介 (~2014.4まで)
宮城県出身仙台市在住 他人の幸せを撮り続けている中年独身ブライダルカメラマン
坂本 恵一 (~2013.3まで)
宮城県矢本町(東松島市)出身 丸刈りの似合う38歳 今までの合計で地球25周は運転した男
網野 武明 (~2013.3まで)
宮城県名取市出身仙台市在住 粉雪をこよなく愛する庭木の剪定が上手なグラフィックデザイナー
太田 和美 (~2013.3まで)
宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター
気仙沼市 - 2012年12月18日
震災前、気仙沼にとってシンボリックな市場がありました。土日ともなると駐車場には待ちが出るほど人気の有った施設です。1階は主に海産物の販売。2階は飲食店が軒を並べてました。その市場の名前は「海の市」と言います。気仙沼の魚市場に隣接し、いつも賑っていました。しかし、海のすぐ側に立地している施設のため、津波に被害を免れることはできませんでした。建物は残っていますが、中は全て撤去され、現在は修復作業中です。
私は気仙沼の隣りの岩手県一関市の出身で、気仙沼は準地元だと思っています。釣りキチだったので、時には毎日行くことさえ。
そして、海の市にも数えきれないほど行っています。1人で酒の肴を買いに。友達に海産物を直送。家族でブラっと立ち寄ったり食事をしたり。
震災から3週間ほど経った頃、自分と縁の有った場所の状況を確認したい衝動にかられ、岩手県陸前高田市から宮城県気仙沼市まで車で回りました。その後も、帰省時に何度か海岸沿いを走っています。毎回、一応、カメラを持っては行くのですが、その凄惨な状況と、被災者の心情を思うと、なかなかシャッターを切れなかったのも事実です。
そんな中、海の市を撮影した写真が2枚有りました。施設の前には船が転がっています。最初に撮影したのは2011年3月末頃。もう1枚は2011年12月末日。昨年の大晦日です。状況はほとんど変わっていませんでした。
そして今月、気仙沼市内の八葉水産さんを取材させて頂いた際に立ち寄って1枚撮影。取材の中で八葉水産の清水社長が海の市の社長も兼務されていると伺い、少しだけお話を聞かせて頂きました。その様子を写真と共に動画にまとめたものです。
今は施設前に転がっていた船も撤去され、来年秋の復活を待っています。またあの賑わいが戻ってきたら、気仙沼の方々はもちろん、私にとってもそんなに嬉しいことはありません。復活の日、楽しみです。
レポート:三浦 淳|情報レンジャー@宮城