安田 希代美
福島県郡山市出身 ブログと体を鍛えることが趣味の天然石アクセサリー作家 主婦歴23年の諦めない40代
安田 希代美
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千葉 胤典
福島県田村市出身 筋トレ本が好き、ちょっとメタボな30代。
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福島市出身&現在住 放浪渡豪経験のある、歌とコミュニケーションが大好きな人間W@TCHER & 傾聴M@NIA
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石塚 通 (~2013.3まで)
福島県郡山市出身郡山在住 犬と子どもとわが町大好き!常にポジティブグラフィックデザイナー
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福島県伊達市出身 二匹の愛犬 プリンとラブを連れてキャンピングカーで日本一周を夢見る50代
渡部 克彦 (~2013.3まで)
福島県会津若松市出身 無口 慎重派 興味を持ったことに時間を忘れて没頭する子ども溺愛親父
富岡町 - 2012年12月12日
「時間が経てば経つほど、国はお金が必要になる。住民の自立のためにも土地建物の賠償を決め、賠償と支援の期限の目安を提示してみんなで力を合わせて頑張って行くことが一番の近道ではないかと思う」。郡山市緑ヶ丘にある富岡町緑ヶ丘応急仮設住宅の北崎一六自治会長は言う。
町は先に「5年間帰還できない宣言」をした。この仮設は85%が高齢者で1人暮らしが45世帯。5年後に動けるのは何人かという高齢者問題、仮設の補修問題も脳裏をよぎる。仮設に入居したものの阪神・淡路大震災の時の処遇から何も変わらず、寒さや結露の対策、床の問題などは東北の冬に配慮したものではない。住民の声で風除室や風呂の追い炊き機能を追加した保温対策など、建設当初の2倍以上のお金をかけて追加工事をした。北崎会長は、住民が協力し合って自立を目指さなければと考えている。
公営住宅での課題もある。町では5,000戸を建てる計画だが、被災前は6,600世帯1万6,000人が暮らしていた町民は、全国に散ってしまった。家族が離れて避難する今、5,000戸では不足で3倍以上は必要ではないかと言う。
拡声器が段ボールの中にたくさんあった。震災前の町内には各家庭に1台ずつの防災スピーカーがあった。災害時にはそれを使って避難・誘導するはずだったが、今回は使えなかった。停電になると全く使えない代物で、すごく悔やまれるとも。
それでもこの仮設は恵まれているという。立地条件はあまり良くないが、仮設内の住民交流と市民との交流が盛んで、安心して暮らしている。一方、気を緩めないためにも住民がパトロール隊を結成、社会福祉協議会と県の派遣者が帰宅する夕方5時から朝8時半まで、周辺を巡回している。この絆の強さが5年間、5年後を乗り切る力になると信じたい。
レポート:渡部 克彦|情報レンジャー@福島