木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
三浦 淳 (~2014.4まで)
岩手県出身仙台市在住 肴と魚を求めて海を彷徨う釣り人
加藤 隆介 (~2014.4まで)
宮城県出身仙台市在住 他人の幸せを撮り続けている中年独身ブライダルカメラマン
坂本 恵一 (~2013.3まで)
宮城県矢本町(東松島市)出身 丸刈りの似合う38歳 今までの合計で地球25周は運転した男
網野 武明 (~2013.3まで)
宮城県名取市出身仙台市在住 粉雪をこよなく愛する庭木の剪定が上手なグラフィックデザイナー
太田 和美 (~2013.3まで)
宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター
仙台市 - 2012年12月07日
仙台市若林区下飯田地区におじゃましました。仙台東地区の農地における復旧事業はほぼ予定通りに上流側から復旧しています。営農を再開するためには農地だけでなく、農地のかんがい(水はけ)機能を復活させなければならず、また同時に農業用施設(排水など)も重要です。
農地復旧までの道のり
1:海岸の復旧(海水が農地に流れ込むのを防ぐ )
2: がれきの撤去(機械で大きい所、手作業で細かい所)
3:排水機場、排水路の復旧
4:用水機場、用水路の復旧
5:堆積土砂・ヘドロの除去 剥ぎ取り、農地を平らにする
6:農地の除塩/弾丸暗渠(排水管を埋設)で排水を促す/土壌改良材を散布/耕起(耕す)/湛水(水を貯める)/塩素濃度0.1%になるまで繰り返す
7:作物作付の再開
おそらく、今回の風景は土壌改良の一環で山土を混入することで水はけを良くするんではないかと推測します。
特定災害復旧事業(仙台東地区)除塩工事位置図 によると東部道路沿いの黄色エリアは復旧済みで、今回おじゃました地域は赤いエリアなので、今年度中に復旧すれば、来年は田植えができるかも、といったところでしょうか。
沿岸を走る県道10号線沿いの農地は来年度には復旧の予定です。ただ、地盤沈下の影響で地下水の塩分濃度が高かったり、排水がうまくいかないといけないので、まだまだ安泰とはいえなさそうです。今年ほど復活した田んぼの青さと実りのありがたさ、美しさを感じたことはありませんでした。
そして作りたての工業製品のようなかっちりした田んぼも今しか見れないような気がします。
レポート:網野武明|情報レンジャー@宮城