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木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
- 現在の宮城県 情報レンジャー
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- 宮城県 情報レンジャー
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三浦 淳 (～2014.4まで)
岩手県出身仙台市在住 肴と魚を求めて海を彷徨う釣り人
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加藤 隆介 (～2014.4まで)
宮城県出身仙台市在住 他人の幸せを撮り続けている中年独身ブライダルカメラマン
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坂本 恵一 (～2013.3まで)
宮城県矢本町（東松島市）出身 丸刈りの似合う３８歳 今までの合計で地球２５周は運転した男
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網野 武明 (～2013.3まで)
宮城県名取市出身仙台市在住 粉雪をこよなく愛する庭木の剪定が上手なグラフィックデザイナー
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太田 和美 (～2013.3まで)
宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター
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漁師さんの笑顔のために
村田町 - 2012年12月06日
艤装という作業をご存知ですか？艤装というのは、何も付いていない状態の船に、用途に合わせた装備を付ける事を言います。船の改造と言えば分かりやすいかも知れません。今回は漁船なので、漁に合わせた装備になるでしょうか。基本的にはオーナーのオーダーメイドになります。例えば、デッキやコンソールを設置したり生け簀を設置するのも艤装の一つです。
通常、艤装は海の近くで行われますが、ご存知の通りの津波の被害。艤装する工場も、そのほとんどが被災してしまいました。そこでヤマハ発動機の関連会社が管理しているスポーツランド菅生に、ヤマハの艤装センターが設置され、復興に向けて漁船の艤装作業が毎日行われています。
スポーツランド菅生はサーキットです。宮城県村田町の山の中です。海には遠いです。ここで和船の艤装を行っているとの事で取材に伺いましたが、行くまで菅生のサーキットと和船はまったく結びつきませんでした。ただ、実際にはサーキットではなく、施設内の室内テニスコートを改造し、生産ラインに。また、駐車場でも艤装を終えた船や、これから艤装される船が所狭しと置いてあります。
驚くのは、ここで働いていらっしゃる方のほとんどが、素人から転職されて来た方だということです。所長の近さんも、彼らが主役だと言い切ります。その主役たちの声も、出来る限り動画内に盛り込みました。彼らがどんな思いで作業しているのか、是非ご覧下さい。
ただ、彼らはこのセンターが存在する間だけの時限的なスタッフ。復興と共にいつかこの生産ラインはなくなります。あと200隻くらいを予定しているとの事でした。技術を身につけ、そして熱い思いを持った職人たち。ここが閉鎖されても、次の道が生まれるよう祈っております。
この艤装センターだけではなく、全国のヤマハの工場や協力工場ではフル稼働で和船の生産が行われています。震災で多くの漁船が流されてしまいましたが、漁業の復興の為に関係者が尽力されているのです。あまり表には出ないお仕事ですが、感謝の気持ちで一杯です。どうか、皆様もこのような形で復興に取り組んでいる方々がいらっしゃる事を忘れないで下さい。
レポート：三浦 淳｜情報レンジャー＠宮城