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安田 希代美
福島県郡山市出身 ブログと体を鍛えることが趣味の天然石アクセサリー作家 主婦歴23年の諦めない40代
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ヨガ体験で仮設に癒しを
富岡 - 2012年11月30日
札幌市のヨガの先生がボランティアとして郡山市の南一丁目仮設住宅の集会所を訪れた。一般社団法人「元気魂JAPAN」が企画したイベントの講師に招かれたのだ。ヨガ・インストラクターの庄谷内佑果（しょうやうち・ゆか）さんを福島空港に出迎えたのは奥地太郎代表理事。福島の人に心の支援をしたいとネットで呼び掛けた庄谷内さんに、奥地さんは富岡町の仮設住宅を紹介して今回の催しが実現した。
当日は真冬並みの寒さの中、上は81歳の女性など数人が集会所を訪れヨガを体験した。呼吸に集中して自分の内面に神経を向けることで、固くなった筋肉をほぐしたりストレス解消に効果があるといわれる運動。普段動かさない関節や筋肉も鍛えるため、転倒防止や内臓の働きを活発にするなどさまざまな効果があるという。
比較的柔らかい女性に比べて、一緒に体験していた男性陣の固さが笑いを誘い、集会所は和やかな雰囲気に包まれていた。仮設に暮らす人たちは、いつ帰ることができるのか？ それとも帰られないのか？ など常に不安と隣合わせの緊張感連続の人たち。
この仮設は原発事故後に大規模避難場所となったビッグパレットに近く交通の便も良いことから、高齢者が優先して入居している。一方で、「1人だと運動も続かない」とこぼす女性のように、決まった時間に数人で運動に取り組むと心も癒やされる。
「少しでも緊張を和らげて元気になってもらいたい」と語る庄谷内さん。いわき市など他の3カ所の仮設住宅でもヨガを指導して大勢の被災者を笑顔にした。
レポート：安田 希代美 |情報レンジャー＠福島