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熊野那智神社 境内

伝説によると養老3年(719年)閖上の一漁夫が海底から神体を得て、高舘山頂に宮... - 2012年11月24日

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熊野那智神社 境内 (360°パノラマ)

名取市 - 2012年11月24日

伝説によると養老3年(719年)閖上の一漁夫が海底から神体を得て、高舘山頂に宮社を建て 羽黒大権現として奉仕したという。後、名取の老巫女の熊野三神勧請にあたり、那智の分霊を当山に 合祀し熊野那智神社と改称した。後世伊達家の厚い崇敬を得、社殿の造営や社地の寄進などを受けた。 また付近から発見された多くの供養碑は往時の熊野信仰の盛況を伝えている。 現在は作物・豊漁神として広い信仰範囲を形成している。

津波により大変な被害を受けて、いまなお苦しい状態の続く閖上地区の守り神だっただけに、今回の改修は復興に向けたムードを感じるものです。
震災前から非常に老朽・荒廃しておりましたが、本殿の扉が震災の影響で歪んでいて開かなかったためたため、2012年の夏の例祭での御扉開き(御開帳)は行われませんでした。震災後に改修が始まり、現在の姿となっています。

のぼりの設置などを せっせと行なっていた旦那さんによると、できれば正月までには社殿の色を塗りたいとのことでした。
古い部分と新しい部分のコントラストが際立つ今の状態から塗装されると違いがわからなくなるので良いタイミングでした。神殿(お神楽の舞台だったそうです)も作り直したいとのことですので、 また次のタイミングではこざっぱりした姿を捉えることができるかもしれません。

熊野那智神社(Wiki)

レポート:網野武明|情報レンジャー@宮城

http://gigapan.org/gigapans/118882