木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
三浦 淳 (~2014.4まで)
岩手県出身仙台市在住 肴と魚を求めて海を彷徨う釣り人
加藤 隆介 (~2014.4まで)
宮城県出身仙台市在住 他人の幸せを撮り続けている中年独身ブライダルカメラマン
坂本 恵一 (~2013.3まで)
宮城県矢本町(東松島市)出身 丸刈りの似合う38歳 今までの合計で地球25周は運転した男
網野 武明 (~2013.3まで)
宮城県名取市出身仙台市在住 粉雪をこよなく愛する庭木の剪定が上手なグラフィックデザイナー
太田 和美 (~2013.3まで)
宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター
白石市 - 2012年11月22日
市内中心部に木造で復元された美しい天守閣を持つ白石城が構え、背後には蔵王連峰が連なる歴史の町、白石市。白石市は福島県との県境に有ります。これが何を意味するかおわかりでしょうか?白石市役所で風間康静市長にお話を伺ってまいりました。
震災後の観光面や農業や産業面の変化について:
観光客は減少傾向。地震の直接的な被害で減少したわけではなく、福島第一原発の事故に由来する風評被害で観光客が明らかに減少しており、打撃を受けています。
農業も打撃を受けています。風評被害、実害、共にあります。椎茸は実際に検出されてしまいました。ただ、主産物の米は放射性物質は不検出で、本年も10月28日に安全宣言を出しています。安心してお買い求め下さい。
震災後の防災対策や意識の変化について:
神奈川県海老名市、北海道登別市の両市と白石市、計3市でトライアングル交流宣言をしております。これは画期的な試みで、1対1の協定ではなく、3市で三角形の協定。この宣言は震災後に調印されたものですが、実は震災以前の平成22年4月には災害援助協定を結んでおり、震災時にはこれが奏功した形になり、両市は白石市の為にご尽力下さいました。その後、震災後に改めてトライアングル交流宣言をしたという経緯になっています。
そして、平成24年5月には岩手県奥州市、山形県長井市とトライアングル災害時応援協定を締結しました。これは車で2時間で行ける範囲を想定し、有事の際に互いに助けあうのはもちろん、平時でも気軽に観光に行き来するような交流も期待しての締結となっています。小さい三角形と大きな三角形。大小の3点を結ぶ協定は、今後の災害時応援協定のあり方のモデルケースになり得るのではないでしょうか。
白石市内の防災に目を向けると、自主防災組織は、市街地の中心部を除いてほぼ100%整備済み。また、プロパンガスで動く発電機を、各自主防災組織や消防団などに配備済みで、小さな課題は出てくることもあり得ますが、万が一の備えに怠りはありません。できることはやっています。
白石市は白石城の天守閣だけではなく、武家屋敷や片倉小十郎の墓所など、他の史跡もあります。また、名物の白石温麺(うーめん)という全国的に見ても珍しい麺類もありますし、美味しいお米も作られています。新幹線の駅もありますので是非一度お立ち寄り頂き、歴史散策や食べ歩き、ウインタースポーツをお楽しみ下さい。
レポート:三浦 淳|情報レンジャー@宮城