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安田 希代美
福島県郡山市出身 ブログと体を鍛えることが趣味の天然石アクセサリー作家 主婦歴23年の諦めない40代
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ボランティアは全国を結ぶ
郡山市 - 2012年11月09日
県内各地の仮設住宅で精力的に活動を展開する郡山市のNPO法人「ハートネットふくしま」を、市内富田町若宮前の仮設住宅で取材した。県内で一番最初に誕生したNPO法人で、代表の吉田公男理事長が阪神大震災ボランティア派遣委員会を母体に結成、2000年10月2日にNPO法人の認可を受けた。吉田代表は福島県登録第１号のNPO法人市民活動センターの理事長も兼ねている。
「人のネットワークを作ることに重点を置いた活動を心掛けている」と言う通り、東日本大震災発生直後から全国のネットワークを駆使し、ボランティアが直接、ハートネットふくしまに派遣されて来たという。行政よりも迅速な対応だった。神戸の団体を通して1年半も欠かさず送られて来た食材は、かつて支援した宮崎県の新燃岳地方の農産物だった。1年半も双葉町や富岡町、川内村の仮設住宅で炊き出しが続けられたのは「最後に残るライフラインは、人とのネットワーク」にほかならない。
ハートネットふくしまは今でも毎年、阪神淡路大震災が起きた1月17日午前5時46分、郡山市内で追悼の灯りをともし黙とうを捧げている。支援とは一度だけではなく継続することが大切だという実践例。“切れないライフラインは人との繋がり”という豊富な経験と事実に基づいた吉田代表の言葉は重く、説得力があった。
ハートネットふくしま：ホームページ
レポート：安田 希代美 |情報レンジャー＠福島