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安田 希代美
福島県郡山市出身 ブログと体を鍛えることが趣味の天然石アクセサリー作家 主婦歴23年の諦めない40代
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故郷に帰って癒しを…
伊達市 - 2012年10月23日
特定の人に『会いたい』と思うのは、その人から素敵な感情をもらった記憶があるからーだそうだ。そんな思いの出会いだった。
『スキンシップコミュニケーション』と掲げて、去年から一人でこつこつとマッサージを通してボランティア活動をしているiyashist（タイ式マッサージ＆SATコーチャーcobo)の佐藤真紀さん。「“対話”を終えた後のお客様の笑顔は、満開の花畑のように輝いています」と語る。
東電原発事故から飯舘村民が避難し、村の主要機関も移転という悲惨な状況を目の当たりにした。去年から一人でボランティアとしてマッサージをやっていたが、東京との往復という活動ではさすがに中途半端と感じ、今年２月に実家がある飯野町に引っ越し、飯舘村の人たちを中心に活動している。
『自分の幼少期に育まれたものが一番の基礎になっていることに気がついて、故郷にお礼をするのが当たり前かなと思うようになった。おかげさま・おたがいさまーという思いがあります。今は故郷、自然に感謝でいっぱい』と、歯切れのいい、それでいて穏やかな声で故郷を思う気持ちを語る。
避難している人が置かれている状況はそれぞれ厳しいものがあると思うが、健康であれば自分の人生はいくらでも先が見えるようになるのではないかと言う。皆さんが自分の健康を意識するようになったようで、少しずつだけど未来に目を向けるようになっているよう。笑顔も増えたように感じる、とも語る。
「福島県人は、けなげに我慢して頑張っている。県外の人たちも偏見などをなくし、一人の人間として付き合ってほしい。みんな諦めずに頑張っています。先ずは家族を大切にしていきましょう」と呼び掛ける。
まさに同感。素敵なiyashistに癒やしをもらった一日だった。