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安田 希代美
福島県郡山市出身 ブログと体を鍛えることが趣味の天然石アクセサリー作家 主婦歴23年の諦めない40代
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借上げ住宅避難者の絆
双葉町 - 2012年10月28日
借上げ住宅の避難生活者が立ち上げた自治会が、町民の思いを行政に伝え、絆を維持しながら仮設住宅者との情報格差をなくそうと奔走している。
雨の中、郡山市の福島県農業総合センターで、双葉町県中地区借上げ住宅自治会の定例会が開かれた。今回はピアノの演奏で癒やしの場を設け、副町長との懇談会を通して町民の生の声を直接届けた。
事務局長の高田秀文さんはあるとき、仮設で生活する義母のところに届く支援物資と情報の量が、自分が生活する借上げ住宅とに大きな違いがあることに気付いた。そこで以前の避難生活で出会った仲間に自治会の設立を相談した。会長をはじめ副会長、事務局長もすべてが手探りの状態。何が喜ばれるのか、何が住民のためになるかなどを皆で考え、毎月開いている。
早く正確な対応を望む町民の声は、こうした自治会など地道な活動や住民目線の行動で反映されると思う。震災から時間が経過するほど声が届きにくいのが現状だが、町民とまっすぐに向き合った自治会の活動を、これからも伝え続けたい。