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子ども復興会議

今の子どもたちは、年代的に復興後の町の主役。だからそんな子どもたちの意見は、復... - 2012年10月26日

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子ども復興会議

南三陸町 - 2012年10月26日

今の子どもたちは、年代的に復興後の町の主役。だからそんな子どもたちの意見は、復興にとってとても重要。そして、実は子どもたちは大人が気付かない視点で、町づくりに欠かせないたくさんの良いアイデアを持っています。そのアイデアを子どもだからと言って馬鹿にする向きもありますが、それは大きな間違いではないでしょうか。

復興まちづくり推進員で、南三陸町志津川地区の上山八幡宮の禰宜(ねぎ)でもある工藤真弓さんは、子どもによる復興会議を提言しています。今の復興のアイデアは、専門家や役割を与えられた大人たちの意見。そこにはいわゆる「大人の事情」も見え隠れすることも有ります。

実際に採用するかどうかは別として、まずは子どもたちが意見を出す場を作るくらい可能ではないでしょうか。震災後、子どもは子どもで色々な物を抱え込んで生きています。それを吐き出させるという意味もありますし、もしかしたら画期的なアイデアが出るかも知れません。少しでも多くの自治体で機会を作ってほしいものです。

実際に、沿岸部のとある自治体では「こんな町には住みたくない」という子どもたちの会議を行い、そこで出た意見のいくつかは実際に採用されました。

子どもは、大人から見れば怖いまでに純粋です。数字や図面での復興計画も大事ですが、怖がらず、馬鹿にせず、今こそ子どもの意見を。

レポート:三浦 淳|情報レンジャー@宮城