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山元町 - 2012年10月19日

山元町立 山下第二小学校の校舎お別れ会におじゃましました。海岸にほど近い立地で、潮騒を聞きながら勉強できる羨ましい環境でした。校舎も昭和62年に竣工された明るくモダンなつくりで、今回初めて訪れましたが楽しい学校生活を想像できる素晴らしい校舎だなと感じたのと同時に仕方がないにせよもったいないなと感じました。
しかし町の復興計画では海岸線は防災緑地ゾーンおよびレクリエーション施設やメモリアルモニュメントが置かれる計画で、居住ゾーンは国道6号線のある内陸部に移動されるため、もうこの場所での再建はできません。

校舎お別れ会の時間がくるとどこからともなく大勢の方が集まりだしました。すぐ近くの畑で復旧作業を行なっていた地元のみなさんも作業を休んで参列されていました。学校長、山元町長、教育委員会からのお話しに続き児童代表からの思い出、卒業生代表からの思い出、校歌斉唱し閉会とコンパクトながらもたくさんの気持ちの詰まったお別れ会でした。そのあと校舎を見させていただきましたが、きれいに掃除されており悲惨な災害の爪あとはわずかな印象で、作業いただいた方々には感謝の意を表したいと思います。

126名の児童たちは国道6号線沿いにある山下小学校に通学していますが、広報やまもと[2012]10月号p6,7(pdf)によると、現在併設で凌いでいる状況ですが、今後のあり方について議論されているようです。将来を担う子どもたちの教育環境の整備は人口流出を食い止める意味においても町政の重要なポイントだと思います。
山元町 りんごラジオ

レポート:網野武明|情報レンジャー@宮城