木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
三浦 淳 (~2014.4まで)
岩手県出身仙台市在住 肴と魚を求めて海を彷徨う釣り人
加藤 隆介 (~2014.4まで)
宮城県出身仙台市在住 他人の幸せを撮り続けている中年独身ブライダルカメラマン
坂本 恵一 (~2013.3まで)
宮城県矢本町(東松島市)出身 丸刈りの似合う38歳 今までの合計で地球25周は運転した男
網野 武明 (~2013.3まで)
宮城県名取市出身仙台市在住 粉雪をこよなく愛する庭木の剪定が上手なグラフィックデザイナー
太田 和美 (~2013.3まで)
宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター
山元町 - 2012年10月09日
放送開始は震災発生からわずか10日後のこと。開局当初はまだまだ何も見えず、混迷極める騒動の中。だからこそ伝えなければいけないことがありました。安否情報やライフライン復旧情報、交通情報など。その日その日で今すぐに必要な情報を役場内の特設スタジオから放送したのですが、それらが町民の皆様にとって重要な情報源だったであろうことは想像に難くありません。今回取材に応対して頂いた伊藤さんも、当時はまだスタッフではなかったのですが、町内の情報が何も得られなくて不安の中で、このラジオを聴き安心できたと語っておりました。動画内でその時のお話など色々と見れますので、ぜひご覧ください。
震災から1年半以上が経過した今、場面が変わって、その伊藤さんもリスナーからスタッフになり、町内の情報を拾っては電波に乗せています。多くの番組がある中で、目玉番組は、山元町議会の生中継。被災地の多くの町民が気にかけているのは、今後の町づくり。その意識の表れか、議会中継は毎回聴取率が高いそうです。しかも、毎回白熱した議会だとか。白熱するということは、議員の先生方もそれだけ真剣ということ。個々の考えがあろうかとは思いますが、町民の目(耳)の前で真剣に議論した結果が、悪い方向に進もうはずがありません
また、我々が取材に訪れた日は、たまたま町内のソフトボールチームの方が生放送に出演されていました。このように町民の方々が放送に出ることは珍しくないそうです。町民だけではなく、時には町長が出演することもあるとか。
個人的に、今現在は臨時災害FM局というよりコミュニティFMに感じられますが、震災直後の各種情報も、町民からお話を聞くのも、議会中継も、その時その時の「今」なんです。りんごラジオは、山元町の「今」を伝え続けています。
山元町民の為に放送しているFM放送、りんごラジオの周波数は80.7MHzです。町内でしたら一部を除いて受信可能です。また、近隣各地でも受信できる場所もあるとのことですので、お近くを通った際には是非チューニングしてみてください。
そして、電波の到達する範囲外にいても、インターネットさえつながれば、りんごラジオの放送を聞くことができます。サイマルラジオというサイトにアクセスすれば、インターネットを通じて放送を聴取可能なんです。山元町出身者で、町外に住んでいる方をご存知でしたら、このラジオのことを教えてさし上げて下さい。山元町の今を聴くことができます。
レポート:三浦 淳|情報レンジャー@宮城