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安田 希代美
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広い大地で収穫祭
郡山市湖南町 - 2012年09月11日
秋風が吹く9月初旬、布引風の高原フラワープロジェクト「農業体験in郡山布引風の高原」イベントに参加してきました。ここ布引高原では開かれた大地を利用し、高原野菜が作られています。しかし、農業の後継者不足により耕作放棄地が増加しています。そこで、農地の有効利用と市民にも農業をより身近に感じてもらおうと一般市民参加による農業体験が企画されました。
毎年行なわれているイベントですが、昨年は原発事故により休止。今年再開し参加募集を呼びかけたところ、約96世帯の親子参加がありました。市内の親子参加のほか、親と子が離れている家族も多数参加があり、親子で一緒に楽しめる企画となりました。6月にひまわりと大根の種まきとキャベツ苗の植付けを体験し、9月1日に待ちに待った収穫祭！今年のイベントは農業体験のほか、福島民報社などが取り組む被災3県に笑顔を咲かせる「スマイルとうほくプロジェクト」との共催による、ひまわりで直径50mのスマイルマークを作るといった企画もありました。
大きな大きな大根、キャベツを収穫しながら、たくさんの親子の笑顔にふれることができました。布引高原の景観の美しさを再確認するとともに、取材班みんなで足下を泥だらけにしながら農業も体験。改めてふくしまの大地を感じ、農業の大切さを実感した一日でした。
今回の取材スポット《郡山布引風の高原》
ふくしまが誇る眺望スポットのひとつ『郡山布引風の高原』。郡山方面から会津若松方面へ向かう途中に湖南町赤津という場所があり、山頂が真っ平らな山「布引山」が見えます。標高約1,000mの頂上は平たく開かれた高原になっており、頂上からは磐梯山、猪苗代湖が一望できる絶景スポットなのです。また、国内最大規模の風力発電施設があり風力設備33機、総出力65,980キロワットという自然エネルギー風力発電の拠点としても期待されています。