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長泥の前向きな想い

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長泥の前向きな想い

飯舘村 - 2012年09月30日

「起きてしまったことは仕方がない。でも、明るい話題を提供したいし、前を向いていきたいんです」。福島県飯舘村の長泥地区第二回研修会&懇親会が福島市飯坂町の旅館で開かれ、一人の女性がしみじみと語った。

長泥地区は、村の中でも特に放射線量が高い地域。村は最低でも5年間は帰宅困難との方針を示している。避難者は、福島市や伊達市など約9割が一時間ほどで移動できる地方で生活しており145名が参加。現在は仮設住宅や借り上げ住宅で生活する人がほとんど。

ふるさとには帰りたくても帰れないと、近郊の地区などに一軒家を購入して住みたい、復興住宅を作るなら今生活する福島市に建設してほしい、などの声も。

住民のナマの声をきいた菅野典雄村長は、「ベストでなくてもベターな選択をしていきたい。そのために住民には少し我慢を強いるかもしれないが、ご理解いただきたい」と語る。菅野義人村議は東京電力への賠償の問題について説明した。

懇親会は鴫原良友自治会長ので幕を開けた。はるばる奄美大島から駆けつけて伝統舞踊を披露した島民、地区の写真を長年撮り続けてきた写真家の関根学さんと語らう住民との間には笑い声が飛び交っていた。地元に帰れないという悔しい想いを抱きながらも確実に前を向いている。そのためにもこうしたストレス発散、気持ちを共有できる場の定期的開催が必要だと感じた。

 

レポート:鈴木 里美|撮影編集:小野 清隆|情報レンジャー@福島