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安田 希代美
福島県郡山市出身 ブログと体を鍛えることが趣味の天然石アクセサリー作家 主婦歴23年の諦めない40代
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浪江町岳下仮設より
二本松市 - 2012年09月24日
12月以来2度目の訪問になる。前回顔見知りになった仮設の会長を訪ねたアポ無し取材。
今年度会長は舞木さんに変り、急な依頼にも関わらず山田さんと快く応対して下さった。
仮設住宅の方からここまで深い話を聞いたのは初めて。「子供のいる家庭といない家庭で、周りをわけてもらえれば気遣いしなくても済んだ」「玄関を開ければ直ぐ居間が。プライバシーが無い」など、実際に住んでみなければ分からないことが沢山ある。物置が欲しいと訴えてから設置までは半年掛かったそうだ。
この仮設住宅がある二本松市では、仮の町構想を受け入れている。福島、いわき市が分散型を要求した一方で、二本松市は集中型を要望している。二つの市に比べ面積が狭い二本松市なら、コミュニティを生かした新しい町を作る事も可能かもしれない。
避難所を移動しホテル住まいの時の苦労話で「包丁を持てない事が辛かった」には心が打たれた。私は23年間主婦をしているが、当たり前の生活と思う事が当たり前ではない。「平凡とは実は一番難しい」と、小学校の先生が言っていた話を思いだした。
集会所では音楽のイベントが開かれていた。ピアノと歌の演奏に岐阜県から何度も訪れているKIYOKOさん夫妻。ご主人が広島県出身で、福島の惨状を他人ごととは思えないと
いう。十数人の女性が懐かしい歌に癒やされていた。