木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
三浦 淳 (~2014.4まで)
岩手県出身仙台市在住 肴と魚を求めて海を彷徨う釣り人
加藤 隆介 (~2014.4まで)
宮城県出身仙台市在住 他人の幸せを撮り続けている中年独身ブライダルカメラマン
坂本 恵一 (~2013.3まで)
宮城県矢本町(東松島市)出身 丸刈りの似合う38歳 今までの合計で地球25周は運転した男
網野 武明 (~2013.3まで)
宮城県名取市出身仙台市在住 粉雪をこよなく愛する庭木の剪定が上手なグラフィックデザイナー
太田 和美 (~2013.3まで)
宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター
塩竃市 - 2012年09月23日
「人はひとりでは生きていけないけど、人は人を救うことができないとも思う」という黒田さんの言葉がとても印象的で、自分を救うことができるのは自分しかいない、ということに改めて気付きました。現在も、被災地域には人的支援や物的支援が必要なのは事実です。しかし、最も必要なものは自分で生きていこうとする強い意志だとおっしゃっていました。
黒田さんがアーティストとして関わっている「くらしのある家」プロジェクトは、動画内で紹介しているように、彩色した木っ端を建物の壁面に飾るなど、被災地の仮設住宅団地での「くらし」をアートの力で支援する活動を行なっています。今回は、前日のGAMA ROCK FES 2012のアートブースへ出展したときに、来場者の方に絵を描いてもらった木っ端をマリンゲート塩竈の駐車場にある「しおがま・みなと復興市場」の仮設商店の壁面に設置していました。
ここで使用されている木っ端は、全て放射線量を計ったもので、一つ一つに検査済のマークが付けられていました。また、触ってケガをしないようにと角を丸く削ってありました。こうした、廃材などの手配や加工、設置などは埼玉に拠点をおく、「涼仙」という会社の方々が中心となって行なっています。普段は、植物を使って空間をつくっていて、ガーデニングショーへ作品を出展されたりしています。このプロジェクトへは、何かやれることがあるならという気持ちと、黒田さんからお声がかかったこともあり参加することを決めたそうです。また、GAMA ROCK FESで黒田さんが使ったライブペイントのキャンバスもまた、廃材の木っ端を組み立ててつくったそうです。この他にも震災後には、仮設住宅の植え込みを支援したりと積極的に被災地へ足を運んでくれています。
こうした繋がりがあって、はじめて物をつくることができたり、ひとつのプロジェクトを動かすことができるということを忘れてはいけないと強く思いました。
レポート:太田和美|情報レンジャー@宮城