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被災動物達のイノチ(1)

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被災動物達のイノチ(1)

福島市 - 2012年09月19日

福島第一原子力発電所から20Km圏内の被災動物の現状を、福島県獣医師会東日本大震災被災動物救護対策委員長の河又淳先生にお聞きした。

福島県内の産業動物は鳥、豚、牛などで、環境省の要請でその殆どは安楽死させた。しかし、まだ一部の豚800頭、牛300頭が生息する。ペットに関しては震災前にイヌ、ネコが約一万頭いたと言われるが、約25%は地震による建物倒壊、津波の犠牲になり、飼い主と同行避難できたの300頭前後ボランティアに救助されたのが2000頭前後だったという。そのほか約5000頭の被災ペットの約80%は震災後の数カ月で衰弱死や餓死。年末に行政が保護した600頭を差し引き、現在の生息予測は400頭ほどだと言われている。

昨年、福島県動物救護本部は福島市飯野町に第一シェルターを開設、手狭になった10月には三春町に第二シェルターを設けた。二カ所の施設は義援金で運営されているが、義援金も底をつきそうな状況だ。運営には毎月600万の費用が必要。河又先生は運営資金の支援を求める一方、シェルターで活動をサポートするボランティアを募集をしている。被災ペットの里親も募集中。

問い合わせ先は【福島県動物救護本部】

福島県動物救護本部

<http://kyugo-honbu.fva.or.jp>

レポート:鈴木 里美|撮影編集:小野 清隆|情報レンジャー@福島