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安田 希代美
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鹿児島からのエール
福島市 - 2012年10月12日
1,640kmー。これは福島から鹿児島までの距離だ。
こんなに遠く離れた所からも、被災地を気にかけて支援をしてくれている人がいた。
鹿児島市議の野口英一郎さんは、福島原発事故の影響から逃れようと鹿児島に避難して来る人たちの住む所を探す活動を続けてきた。しかし、連絡してきたのは関東地方の母子らが多かったという。それも鹿児島市内に大勢の家族を受け入れる事が出来た、と誇らしげに語っていた。
野口さんは市議の傍ら、NPO法人の理事や住民と連携を取りながら復興への手助けに奔走した。福島県に入って双葉町を視察、現状を自分の目で確かめた。鹿児島では震災の傷跡はなくなったというような雰囲気らしい。しかし、薩摩川内市では九州電力の原発が稼働しているのも事実である。福島県民が対応に追われている姿が、まるっきり他人ごととは思えない。
東日本大震災はまだまだ続いており、収束した訳ではないということを、遠く離れた鹿児島の地で発信してもらえれば、それもまた復興の大きな力に繋がるのではないだろうか。
レポート：西澤 拓真｜情報レンジャー＠福島