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未来の石巻を描いて | 1

ベルギーの学生と日本の学生が未来の石巻について考える「石巻建築ワークショップ2... - 2012年8月1日

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未来の石巻を描いて | 1

石巻市 - 2012年08月01日

ベルギーの学生と日本の学生が未来の石巻について考える「石巻建築ワークショップ2012」に伺いました。以前ご紹介したBelgium Café Managerの阿部利枝さんとご主人のブリュッセル自由大学ジョセフ・グルロワ准教授が、石巻の復興支援として始めたこのワークショップ。今年で2回目の開催で、今回は10日間で4つのテーマについて話し合われています。ワークショップを開催しているテナントでは学生たちが英語や日本語で熱く議論を交わしていました。このワークショップは決して外の人たちだけで考え提案して終わりではなく、多くの地元の方たちに見てもらい考えてもらうことを目指しています。川開き祭りで展示がありますが、ヨーロッパと日本、また地元の人たちの意見が交わる素晴らしい場になれば良いなと思います。

【ワークショップの目的】
このワークショップでは、持続的な復興のプロセスで生じる長期的な環境問題に対する提案を提示することを目標としています。街が被災し、多くの都市機能が破壊されましたが、これは石巻市の長期的な都市問題を解決する機会とも捉えることができます。エネルギーや資源不足の問題、人口や経済の縮小、郊外化と渋滞などといった色々な問題が挙げられますが、津波被害があった今では、地形や浸水リスクに基づいて考えられる必要があります。国際的な専門家の知識や地元の人の実際の経験を元にし、様々な領域の知識を集積して持続可能な復興プロセスの提案を行います。

シンポジウム、展覧会、ワークショップの出版物は、石巻の直面している問題について気づいてもらい、集合的で持続可能な将来について考えてもらう良い機会となります。さらに、川開き祭りの間に行われる公開展示ではこれからの石巻のシナリオを提示し、多くの市民、関連機関の代表、役所の人、投資家などに具体的な提案を見てもらう事が出来ます。

ワークショップでの提案を実現するという目標以上に、石巻が直面している問題について広く一般に知ってもらい、こういった問題に対して皆で取り組んでいくべきだという事を再確認することを目指します。(ホームページより)

 

石巻建築ワークショップ2012   Resilient-Ishinomaki

ヴァンサン・エクトさんの撮影した建築映像   Vincent HECHT on Vimeo

 

レポート:加藤隆介|情報レンジャー@宮城