木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
三浦 淳 (~2014.4まで)
岩手県出身仙台市在住 肴と魚を求めて海を彷徨う釣り人
加藤 隆介 (~2014.4まで)
宮城県出身仙台市在住 他人の幸せを撮り続けている中年独身ブライダルカメラマン
坂本 恵一 (~2013.3まで)
宮城県矢本町(東松島市)出身 丸刈りの似合う38歳 今までの合計で地球25周は運転した男
網野 武明 (~2013.3まで)
宮城県名取市出身仙台市在住 粉雪をこよなく愛する庭木の剪定が上手なグラフィックデザイナー
太田 和美 (~2013.3まで)
宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター
名取市 - 2012年06月22日
被災地に暮らす小学生児童に向けた心のケア(スカイ・ルーム)活動を行なっているNICCO 日本国際民間協力会の宗貞さんにお話を伺いました。
スカイ・ルームのジオラマ作成は紙粘土と彩色で共同、または個人で作成され、作品は3段階あり過去・あの日・未来に分かれています。
第一段階のテーマは「震災前の私たちの町」では、分断された記憶やまだ短いながらも生きてきた証といった思い出、ふるさとを改めて思い出して定着させる制作で、小学校の遊具が校舎より大きく作られているのが印象的でした。
第二段階のテーマ「あの日」ではそれぞれが目撃した恐ろしかった記憶と向きあい、心の整理を試みるかのようです。個人ごとの作品はダークな色調で、本当に大きな体験をしてしまったのだなと胸が苦しくなります。
第三段階のテーマ「未来の私たちの町」ではカラフルで高層・重厚な建物、長大な防波堤が備えられており、店は全部テント式ですぐ逃げられて他の場所でもすぐ商売ができるアイデアや高床式のお墓、水が溜まっている大きな山、極めつけは海に向かって仁王立ちになり津波を止める巨人が。子どもたちは自由な発想で将来を描いていました。これらの作品の説得力に私は釘付けになり身動きができなくなりました。
これらの制作を通してPTSD(心的外傷後ストレス)の緩和、症状の重い子への医療ケアなどを行う活動とのことで、これはぜひ広く知ってもらい、被災地の全小学生にやってもらいたいなと思いました。未来を担う子どもたちのために、我々大人は禍転じて福となすように社会を舵きりしていかなければなりません。
レポート:網野武明|情報レンジャー@宮城