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週末は広場でにぎやかに

あすと長町の仮設住宅で東北工業大学の学生たちが『仮設カスタマイズお助け隊』とい... - 2012年6月2日

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週末は広場でにぎやかに

仙台市 - 2012年06月02日

あすと長町の仮設住宅で東北工業大学の学生たちが『仮設カスタマイズお助け隊』という支援活動を行っていました。この活動は建築科の新井先生の研究室で行われており、財団法人JKAさんと株式会社千金堂さんの支援を受けて実施しているそうです。

この取り組みは、あすと長町の仮設住宅に入居されている方から「軒先に収納がなく困っている」「棚がほしい」などの要望があり新井先生にNPOから相談を受けたことがきっかけで、新井先生が現地調査のため仮設住宅を訪れたとき「仮設住宅そのままの空間では、居住者の暮らしは収まりきれない」「居住者自らが自分らしくカスタマイズしていければ、個性が出せて、もっと町らしくなっていくのではないか」と感じ支援活動を始めたそうです。現在はまだ学生が中心となって作業を行っているが、これからは入居者の方たちが率先して作業できるようにサポートする側へ移行していき、いずれ「広場も畑も自分たちでつくろう!」といったような、仮設住宅での暮らしに自主性が生まれる手助けをしたいという素晴らしい活動です。

あすと長町の仮設住宅はいくつかの地域から避難されてきた方々が入居しており、隣がどこの誰だか分からないケースも少なくないそうです。特に一人暮らしのお年寄りは部屋にこもりがちで、ほかの入居者と顔を合わせる機会があまりないとのことなので、こうした活動へ参加することをきっかけに隣近所と顔見知りになって仮設での生活がより楽しいものになってほしいと思いました。

レポート:太田和美|情報レンジャー@宮城