木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
三浦 淳 (~2014.4まで)
岩手県出身仙台市在住 肴と魚を求めて海を彷徨う釣り人
加藤 隆介 (~2014.4まで)
宮城県出身仙台市在住 他人の幸せを撮り続けている中年独身ブライダルカメラマン
坂本 恵一 (~2013.3まで)
宮城県矢本町(東松島市)出身 丸刈りの似合う38歳 今までの合計で地球25周は運転した男
網野 武明 (~2013.3まで)
宮城県名取市出身仙台市在住 粉雪をこよなく愛する庭木の剪定が上手なグラフィックデザイナー
太田 和美 (~2013.3まで)
宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター
石巻市 - 2012年05月28日
田代島3部作のトリは漁師民宿 はま屋のご主人、濱温さんにお話を伺いました。漁業を農業と比較した場合の硬直した問題点や過疎問題のようなシリアスなお話から、にゃんこ共和国の建国にあたっては国王と各大臣は島の猫として、人間は仕える側になろう、などユーモラスなアイデアがポンポン飛び出して、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
日本人の食卓から魚が減少している点、魚が高く売れず利益が薄い、ならば島内に水産加工品工場を立ちあげて、100%完成品を島から出荷できる体制でブランド化できるような商品開発をしたいとの構想で、うまく行けば雇用が生まれて定住者が増え、限界集落脱出も夢じゃないなと思いました。いずれにせよ、「自分たちでやるしかない」という決意の中で濱さんから湧き出るアイデアの数々は田代島の明るい未来を予感させるのに十分でした。
漁業の仕組みを変えていく、観光にも力を入れていく、コミュニティを維持していく、定住希望の若者は過疎化が進む離島の状況では(色々頼まれ事が多くて)のんびりゆっくり暮らすことはできないかもしれないけれど、島をひとつの国(にゃんこ共和国)として捉えて国家運営に参加するような気持ちで来て欲しいとのことでした。
各種ボランティアの活動メニューとして島内清掃の他に、被災跡地を覆って雑草を防ぐ竹製テラスデッキ作成など、やりがいのある仕事、気軽にこれる雰囲気を醸し出せていければ良いなと思います。これからも田代島の奮闘をしっかり伝えていきたいと思います。
(追記)動画内でちょくちょく出てくる外人さんはシルヴァン・ガラスさんというフランス人のドキュメンタリー監督だそうで、ロケハンのためにいらっしゃったところを船の上で知り合い、ノープランだったのでこちらの取材に同行され、満足されていたようで良かったです。こんな偶然が起こるのも情報レンジャー活動冥利と言えそうです。
レポート:網野武明|情報レンジャー@宮城