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主張する石巻2.0

2012.3.25の取材で、松竹 阿部久利さんにお話を伺いました。阿部さんは石... - 2012年4月10日

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    加藤 隆介 (~2014.4まで)

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主張する石巻2.0

石巻市 - 2012年04月10日

2012.3.25の取材で、松竹 阿部久利さんにお話を伺いました。阿部さんは石巻2.0の実行委員もされており、石巻中央商店街の復興を推進する人物です。お話の中で、 震災二年目に突入した現在、明確なビジョンを持って前進している人と、先が見通せずに足踏みしている人はいまだに被災者というくくりから抜けだせないでいるという重要な指摘がありました。これは被災者以外の評論家や先生の発言ではなく、復興地からの声であることに説得力があります。

ビジネスの現場ではこれを変化の機会としてプラスに取り込み、今までにない形態で拡大していくチャンスと捉えることも可能とのことでした。
震災以前の成功体験に寄りかかったままでは、180°変わってしまった世界では通用しない、認識を改めてどうしていくべきか今一度問い直すことも必要との指摘も大事な点です。

このようなマインドの分化が復興を目指す商店街や地域コミュニティの分断につながったりすると足並みが揃わず意見が集約できないなどで、行政側も動けずに復興全体が遅れるといった悪循環が容易に想像されます。
震災による苦難を乗り越え、むしろ変化へのきっかけとしていけるかどうか、今年は試される時期なのかなと思いました。
加えて地域の復興計画が震災以前からある過疎問題も解決してくれることを願います。

松竹ISHINOMAKI 2.0石巻 津田水産

レポート:網野武明|情報レンジャー@宮城